栗駒山

紅葉撮影とトレッキングを楽しめる山 5選(東日本編)

本稿のスポットについては平年のデータを記載しています。新型コロナウイルスの影響で営業時間、定休日・サービス内容等が変更になっている可能性があります。お出かけ前に該当スポットの運営者等へ必ずご確認ください。

秋に撮りたい風景と言ったら赤や黄色、オレンジなどの美しい紅葉に染まる山々と思われる方も多いと思います。

今回はトッレキングを楽しみながら、アクティブに山々の雄大な風景や紅葉の撮影を楽しめる東日本の5つのスポットを紹介します。

東日本、特に北海道、東北の山々は温度・積算温度が低いため、高い木が育たない森林限界が低く、西日本の山々より低標高で高山の植生や風景を見ることが可能です。

そのため登山経験が少ない人でも準備を怠らなければ、森林限界より上の雄大な景色をみることができることが、この地域の山々を訪ねる大きなメリットです。

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コスモス

旭岳 / 北海道 標高2,291m

asahidake

http://asahidake.hokkaido.jp/

旭岳は標高2,291mと北海道最高峰の山で、四季折々美しい姿を見せ、アイヌ語で「カムイミンタラ」(神々の宿がる庭)と呼ばれています。

秋の訪れが早い旭岳では、山頂付近では8月下旬から色づき始め、ロープウェイの終点の姿見遊歩道あたりでも9月20日前後にピークを迎え、日本で一番早い紅葉狩りを楽しめすます。

旭岳のトレッキングは旭岳温泉が起点になり、温泉街にある標高1,100mの山麓駅から、標高1,600mの姿見駅を101名乗りロープウェイで約10分で結びます。

姿見駅周辺には1周約1.7km、約1時間で回れる遊歩道があり、紅葉のピーク時であれば、この遊歩道の散策でも充分に楽しめます。特に晴れた日の姿見の池に映る旭岳の姿は、絶好の撮影スポットです。

ここから頂上までは登り2時間程の登山路になります。

後半ガレ場になりますが、天候に恵まれしっかりとした装備を身に付けていれば、小学校高学年程度から登れるコースです。

北海道最高峰からの風景は大雪の山々から、晴れれば十勝岳と雄大なパノラマを臨めます。

旭岳往復と姿見遊歩道散策で4時間30分~5時間は取りたいところです。

装備ですが、姿見遊歩道だけならば、ウオーキングシューズで可、旭岳に登るなら登山靴を用意しましょう。

アクセス

八甲田山/青森県 標高1,584m

八甲田山

http://www.hakkoda-ropeway.jp

八甲田山という単独の山はなく、青森市南側にそびえる18の火山群の総称になります。

その中心は最高峰の標高1,584mの八甲田大岳になります。

八甲田山トレッキングの拠点は標高670mのロープウェイ山麓駅です。

ここから標高1,320mの山頂公園駅まで101人乗りロープウェイで10分で結びます。

紅葉の見ごろは、山頂付近は10月上旬~10月中旬、山麓付近は10月中旬~10月下旬です。

山頂公園付近には30分から1時間程度で田茂萢(たもやち)湿原を周遊する「八甲田ゴードライン」と言われる遊歩道があり、ここでは草紅葉が楽しめます。

この遊歩道途中から、2つの準備をすれば初心者でも楽しめるトレッキングコースあります。両コースともに登山用装備必須です。

トレッキングコース

八甲田大岳往復 往復4時間30分弱

山頂公園駅より赤倉岳、井戸岳を経て縦走しながら八甲田大岳を目指します。

八甲田山系3つの頂上に立て、達成感はひとしおです。

頂上からは、岩木山、岩手山という東北の名峰から、北海道も見えることもあり360度のパノラマを楽しめます。

毛無パラダイスライン  ほぼ下りで2時間30分程

山頂公園駅より紅葉の名所毛無岱(けなしだい)を経て千人風呂で名高い酸ヶ湯温泉へ向かいます。

途中階段状に2つの湿原があり、紅葉の時期の上毛無岱から下毛無岱へと下る眺めは絶景です。

健脚であれば、山頂公園から大岳頂上に登り、別ルートで毛無台を経由して酸ヶ湯温泉へ下るコースもあります。

全行程で5時間弱です。

YAMAP / ヤマップ

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アクセス

栗駒山 / 宮城県 標高1,626m

栗駒山

栗駒山は宮城・岩手・秋田の三県にまたがる円錐状の裾野をもつコニーデ型の火山です。

標高1,626mとさほど高くはありませんが、森林限界が低いので、本来2,500mクラスの植生が見られ、夏は高山植物の宝庫、秋は紅葉がゆるやかに裾野に広がる姿は「神の絨毯」と言われています。

紅葉の見ごろは山頂付近が9月中旬から下旬、トレッキングの起点になるいわかがみ平付近が9月下旬から10月上旬ぐらいです。

トレッキングコース

中央コース

中央コースは標高1,087mのいわがみ平から標高差500m程の登りになりますが、全体的に緩やかな登りで、初心者ファミリーでも安心して歩くことができます。頂上まで登り90分 下り70分 往復2時間40分程です。

紅葉のピーク時に見晴らしのいい場所で振り返ると「神の絨毯」を体験できます。

そして頂上からは北上山地や鳥海山、朝日連峰、仙台平野まで見渡すことができます。

装備ですがウオーキングシューズでも対応可能ですが、サンダル等は厳禁です。

東栗駒コース

中央コースより距離は長くなりますが、一押しは東栗駒コースです。美しい沢登りを経て東栗駒山の山頂に到達すれば、そこから先は雄大な栗駒山を眺めながら気持ちの良い稜線歩きを楽しめます。

ここから見る栗駒山の紅葉はまさに神の絨毯と呼ぶにふさわしい圧倒的な景観です。

東栗駒コースは登りが約120分と初心者でもこなせる難易度ながら、登山の魅力が凝縮された素晴らしいコースです。

沢登りや風にさらされる稜線を通る為、しっかりとした登山用装備が必要です。

下りは危険な為、中央コースを使用することをお勧めします。

YAMAP / ヤマップ

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アクセス

那須岳(茶臼岳) / 栃木県 標高1,915m

nasudake

那須岳の正式な名称は茶臼岳(ちゃうすだけ)と言い、栃木県北部の那須連山の標高1,915mの活火山です。

那須岳トレッキングの拠点は標高1,390mの7合目のロープウェイ山麓駅です。

ここから9合目標高1,684の山頂駅まで111人乗りロープウェイで4分で結びます。

紅葉の見ごろはロープウェイ山頂駅から頂上付近・姥ヶ平は9月下旬~10月上旬

ロープウェイ山麓付近は10月上旬~中旬になります。

山頂駅から紅葉の時期に初心者でも歩きやすいおすすめコースを2つ紹介します。

両コースともに登山用の装備が必須です。

トレッキングコース

姥が平・ひょうたん池コース 往復1時間30分程度

全体的に標高差がなく紅葉や山をのんびり撮影したい方にはピッタリです。

最終目的地のひょうたん池は、水面に映る紅葉や白煙揚げる那須岳の写真を撮れる、このコース一のベストショットが取れるスポットです。

那須岳頂上往復 登り40分 下り35分 往復1時間15分程度

後半火山らしい岩場になりますが、初心者ファミリーでも安心して歩くことができ、山頂付近では噴火口を間近に眺められます。

山頂付近からは下界に広がる紅葉を眺められるのは、このコースならではの魅力です。

健脚な方なら3時間程度で両コースを歩くこともでき、各自好みや、紅葉の状況、体力等を考慮して、コースを選んでみたらいかがでしょうか?

YAMAP / ヤマップ

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アクセス

谷川岳 / 群馬県 標高1,977m

tanigawadake

谷川岳は群馬、新潟県境にそびえる標高1,977mの「オキの耳」、標高1,963mの「トマの耳」と2つの頂を持つ双耳峰で、一ノ倉沢等の岩場は日本3大岩場に数えられ、険しくも壮大さを感じます。

谷川岳トレッキングの拠点は標高746mの土合口駅です。

ここから標高1,319mmの天神平駅までロープウェイで10分、さらにリフトの乗り換え7分で標高1,502mの天神峠へと登ることができます。

紅葉の見ごろは、天神峠付近は10月上旬~10月中旬、土合口付近は10月中旬~11月上旬です。

天神峠には展望台があり、谷川岳頂上や連なる山々を見渡せ、絶好の撮影ポイントです。

トレッキングコース

谷川岳山頂登山コース

途中手摺り代わりの鎖を使う急な岩場もありますので、やや中級向けになり、登山靴を履き、しっかりした登山用装備が必要です。

初心者でも体力のある方ならついて行けると思いますが、単独行動はさけましょう。

天神峠から山頂までは登り2時間30分 往復で5時間弱掛かります。

一ノ倉沢トッレキングコース

山全体を撮りたいのなら、土合口まで下山後「一ノ倉沢トッレキングコース」を歩くのもオススメです。

一ノ倉沢トッレキングコースは山頂とは逆に麓に続く遊歩道で、谷川岳のシンボルの険しい岩場の全体を眺めることが可能です。

壮大な絶壁と紅葉、あるいは11月に入れば頂上部に積もった雪を交えた写真も撮れるチャンスもあります。

このコースは、往復1時間40分程度。ウオーキングシューズ等で歩くことができます。

YAMAP / ヤマップ

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アクセス

登山についての注意事項

登山に適した服装・靴・雨具等の装備はしっかりと、特に山の天候は変わりやすいので雨具は必須です
標高1000mにつき、気温が6度下がります。さらに森林限界より上では風を遮る物がないため、体感温度がぐっと下がります。平地では温かく感じる日でも防寒対策は万全にしましょう
登山届は必ず提出しましょう。
万が一に備えて、携帯電話のバッテリーは温存しましょう。特に圏外の場所ではバッテリーの減りが速くなります。電源オフや機内モードにすることで、バッテリー消費を抑えることができます。さらにモバイルバッテリーを用意しておくと安心です。
ゴミは必ず持ち帰りましょう。
秋が深まるにつれ、山の日没は早く、特に北日本は一層早いので、登山経験や体力にあわせたゆとりのある登山計画を。
天候及び自分や同行者の体調、登山経験に合わせ決して無理せず、必要な場合には撤退も。
地元観光協会・ロープウェイ運行会社のサイト等で事前の情報収集を。現在の紅葉の見頃も更新しているので、撮影スポット、コース選びの参考に。
現地のビジターハウスで必ず最新の天候を確認しましょう。
機材は厳選して、なるべく荷物は軽量に
三脚の使用は周囲をよく確認し他の登山者の迷惑にならないように気をつけましょう。
登山道以外への侵入や自然を傷付ける行為は絶対にやめましょう

まとめ

以上東日本の紅葉撮影とトレッキングを楽しめる5山を紹介しました。

谷川岳の頂上を目指すコースは、やや中級コースになりますが、その他のコースは、天候に恵まれ、油断をしなければ初心者でも楽しめるコースです。

都市部が残暑に苦しんでいる間にも、山々は着実に秋に向かっており、特に北日本の山は駆け足で秋に向かっています。

早めに準備をして、是非ベストシーズンにお出かけください。

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