6月は本格的に梅雨が始まる月ですが、和暦では水無月と呼ばれます。
何故、雨が沢山降る時期なのに、「水無月」と書くのか気になって調べたところ、実は「無」は「無い」という意味ではなく、連体助詞「の」の意味で使われているそうです。
つまり「水が無い月」ではなく「水の月」ということであり、まさにイメージ通りですね。
今回は6月にオススメの被写体をご紹介します。
紫陽花(アジサイ)
やはり6月の被写体といえば紫陽花ではないでしょうか。
紫陽花は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木の一種で、紫やピンクの小さい花が集まって丸い丸い花の形を作りだします。雨に打たれる姿もとても画になる梅雨を代表する花です。
SNS映え間違いなしの手水舎に浮かぶ紫陽花
最近、手水舎に浮かぶ紫陽花がSNSでも人気になってきているので、取り入れる寺院が増えてきたように思います。
紫陽花の有名スポット
明月院(神奈川県鎌倉市)
鎌倉にある明月院は明月院ブルーとも称される、紫陽花の名所中の名所です:鎌倉市観光協会
三室戸寺(京都府宇治市)
京都府宇治市にある三室戸寺は1万株と全国屈指の規模です。:三室戸寺公式サイト
蓮(ハス)
蓮(ハス)は、インド原産のハス科多年性水生植物で、地下茎はレンコンとして食卓でもおなじみですね。
蓮は、清らかさや聖性の象徴として称えられることが多く、仏教で花といえば蓮の花のことを指し、極楽浄土を描く絵には蓮の花が描かれます。
蓮の有名スポット
薬師池公園(東京都町田市)
東京都町田市にある薬師池公園は、「日本の歴史公園100選」に選出されており、約120本の大賀ハスが咲き誇る蓮の名所です:町田薬師池公園 公式
三室戸寺(京都府宇治市)
紫陽花でも紹介した「三室戸寺」は、極楽浄土のような「蓮の寺」としても有名です:三室戸寺公式サイト
睡蓮(スイレン)
蓮と似ていますが別の花です。
一番簡単な見分け方としては蓮は葉っぱが円形なことに対し、睡蓮は葉っぱに切れ込みが入っています。
印象派の画家、クロード・モネが繰り返し描いたことでも有名です。
睡蓮の有名スポット
水元公園(東京都)
水元公園は都内最大規模の水郷公園で、睡蓮だけではなく蓮も楽しめます:水元公園(東京都公園協会)
モネの池(岐阜県)
まるでクロード・モネが描いた絵画のような池です:モネの池(関市観光協会)
百合(ユリ)
百合(ユリ)はユリ科の球根植物で、白やピンクなどの香りの強い大ぶりの花を咲かせます。
西洋では白い百合は純潔の象徴とされ、絵画では聖母マリアの象徴としても描かれます。
余談ですが、人間は食用にしたりしますが、猫には毒性があるそうです。
猫ちゃんをお飼いの方は十分気をつけてくださいね!!
百合の有名スポット
南くりこま高原 一迫ゆり園(宮城県)
約30,000平方メートルの園内に約200種15株のユリが色鮮やかに花を咲かせます:南くりこま高原 一迫ゆり園 公式サイト
びわこ箱館山ゆり園 ( 滋賀県)
東京ドーム約1個分という広大な土地に約50種類、250万輪もの百合が咲き誇る関西随一の百合のスポットです:びわこ箱館山 公式サイト
梅雨の景色
カメラには大敵の雨ですが、雨がもたらす景色も美しいですね。
リフレクションなんかも撮りやすくなります。
まとめ
ジメジメしていると出かけるのが億劫になりますが、天気に負けず素敵な写真を撮りたいものです。